50分の外出でボロボロになった話。

雨

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当初は「マイナンバーカードの電子証明書を更新した話。」というタイトルで投稿しようと思っていたのですが,更新手続きよりもそのあとのほうがインパクトがあったので,タイトルを変更して投稿してみました。

マイナンバーカードの電子証明書には有効期限がある

マイナンバーカードと電子証明書には有効期限があり,前者は発行の日から10回目の誕生日,後者は発行の日から5回目の誕生日となっています。大雑把に言えば,マイナンバーカードが約10年電子証明書が約5年といったところでしょうか。

私の誕生日は6月なのですが,2月頃に電子証明書更新の案内が届いておりました。電子証明書はe-Tax(国税電子申告・納税システム/イータックス)で必要となるので,誕生日までに更新するか,次の確定申告までに再発行する必要があります。

総務省発行の案内によれば,少なくとも2021年6月時点では電子証明書の更新はオンラインで申請はできず,窓口でのみ更新ができるそうです。一方,マイナンバーカードはオンラインや郵送での申請も可能とのことです。

以前は税務署で確定申告していましたが,e-Taxを利用するようになって本当に楽になりました。当初は対応ブラウザやUIもいまいちでしたが,年々改良されています。それでもUIには不満点もあるのですが,そうだとしても税務署へ行って確定申告することとは比較にならないほどには便利です。

スマートフォンによるマイナンバーカードの2次元バーコード認証も可能になったそうなので,これまで必要だったICカードリーダライタを持っていなくてもe-Taxの利用ができるようになったようです。ICカードリーダライタのほうが楽だとは思いますが,余計な出費がおさえられるのは良いですね。因みに,私はSONY RC-S380を使用しています。

更新に必要なもの

更新の際に必要となるものは以下の通りです。総務省・地方公共団体情報システム機構(J-LIS)発行の案内によるものなのでおそらく全国共通だとは思いますが,自治体によって異なったり変更されたりする可能性もありますので,更新や再発行が必要な方は必ず手元に届いた案内をご確認ください。

電子証明書の更新

  • マイナンバーカード

念のため有効期限通知書も持って行きましたが,確認すらありませんでした。案内には「お忘れでも手続可能です」と記載されていますので,マイナンバーカードさえあれば問題ないと思います。

マイナンバーカードの更新

パソコン・スマートフォンでの申請
  • 有効期限通知書
  • 顔写真データ
郵送での申請
  • 交付申請書
  • 証明写真
  • 封筒
証明写真機での申請
  • 有効期限通知書
  • お金

更新計画

できる限り外出を避けたい私にとってはとても面倒な話ですが,e-Taxが利用できなくなるので窓口へ行くしかありません。

現在住んでいる家からは区の窓口に行ったことがないので地図で確認したところ,距離は1.5kmほどあるので私の足では自転車でも厳しいかなという感じです。外出の感覚としてはマンションを出て100m以内なら徒歩か電動アシスト自転車,100m超から300m以内なら電動アシスト自転車,それ以上は厳しいといったイメージですね。オレンジ色のロフストランドクラッチを持っているのですが,数百メートル以内の範囲なら大丈夫なので最近はほとんど使っていません。

最初はバスで行こうと思ったのですが,バス1本で役所の目の前まで行くのは不可能なようでした。一度乗り換える必要があります。因みにバス停まではマンションを出てから60mくらいなので徒歩で行くことができます。

タクシーの場合は,行きについてはマンションのコンシェルジュが手配してくれると思うので大丈夫ですが,帰りが問題となります。タクシーを呼ぶアプリなんかもあるようなので,どうしても見付けることができなければそういったものを使うか,タクシー会社に直接電話して来てもらうしかないでしょうね。

更新してきました

以上の内容で投稿しようと思っていたのですが,6月14日に雨の中更新手続きに行ってきました。

朝一番でインターホンでコンシェルジュにつないでタクシーを手配してもらいました。20分ほどでタクシーが到着しました。マンションの裏エントランスの前には車寄せ?(ホテルなどの目の前にあるような車を停車するスペース)があるのですが,そちらに来ているとのことでした。9時40分出発です。

車酔いしやすいので酔い止めを事前に飲みました。ロフストランドクラッチを持って行くか迷ったのですが,傘も持たなければならないので持って行くのをやめました。

乗車したのはトヨタのジャパンタクシーという車種らしく,後部座席の空間はかなり広く乗りやすかったです。1.5kmくらいの距離ですので10分程度で着きました。

ところでタクシーの初乗り運賃はつい最近かなり値下がったとのことです。2017年1月30日から,それまで700~730円だったものが380~410円に引き下げられたそうですね。それにしても730円ってすごいですね。

前述の通り,手続きに必要なものはマイナンバーカードのみで,案内に記載の通り有効期限通知書は確認すらありませんでした。その他に4桁の数字の暗証番号6桁の英数字の暗証番号が必要となります。

手続き自体は簡単で,端末で何度か暗証番号を入力してから数分待つだけでした。マイナンバーカード専用の窓口の数が多かったこともあり,10分程度で完了したので拍子抜けでした。もっと待たされることを覚悟していましたね。最後に「電子証明書の写し」を受け取って終了です。次は令和8年の更新となります。5年なんてあっという間でしょうねぇ。

帰りもタクシーを使おうと思ったのですが,役所の前にはいませんでしたので事前にインストールしておいた「フルクル」というアプリを使用してみました。通知開始してからおそらく5分くらいで一度終了するのですが,2回試してもタクシーは来ませんでした。仕方がないので少し歩いて探そうかと思ったのですが,雨がかなり強くなってきたので,時間で確実に乗れるバスで帰れないか調べてみることにしました。

すると200mくらい離れたところにある停留所が自宅前で停まる路線のようでした。これなら乗り換えせずに1本で帰ることができます。200mは普段なら電動アシスト自転車を使う距離なので少し逡巡しましたが,どちらにしても歩く必要はあるのでバス停へ向かうことにしました。

すでに10時を回っていたので1時間に10本ないくらいの本数でしたが,バス停に到着して20秒くらいでバスが到着しました。パスモにお金が入っているか分からなかったのですが,試しにかざしてみたところ800円くらい入っていたのスムーズに乗車できました。15分ほどで自宅前に到着しました。

結局,9時40分に自宅を出て,10時半には帰宅できました。フルクルの10分がなければさらに10分早く帰宅できたかもしれないですね。

急激な体調悪化

思ったよりも早く帰ってこれたので安堵の気持ちでいっぱいでしたが,帰宅後まもなく全身のだるさ,全身の筋肉痛,そして足の指のしびれにおそわれました。またタクシーに乗った時から頭痛やめまいも継続しており,まもなく腹痛の症状もあらわれました。腹痛はストレスによるものでしょうか。

全身が重たいのでそのまま寝たかったのですが,さすがに外出してお風呂に入らないのは嫌なので,さっとシャワーを浴びて寝ることにしました。途中,頭痛薬を飲むなどちょくちょく起きてはいましたが,結局翌日の2時頃まで15時間ほど寝ていました。

頭痛はおさまったのですが,だるさや筋肉痛はおさまらず,腹痛にいたってはより強い症状となっていました。幸い急ぎのお仕事はなかったのでそのまま休むことにして,15日の20時頃までおよそ33時間ほとんど何もできませんでした。

まさかたった50分の外出でここまでボロボロになるとは思ってもみませんでした。行き慣れたショッピングモールなら1時間くらいでもそこまで疲れることはないので,やはり車に乗ったのと,途中休憩せずに200m以上連続で歩いたことが体調悪化の大きな原因となっているようです。

因みに,若い頃はテニスの都大会で表彰台に上がるくらいには体力もありました。まだ20代だった2005年頃にスポーツジムで久しぶりにテニスをやろうと思い,シャラポワモデルのラケットなどを買いました。何度か行ったのですが上級者クラスでプレーできるくらいには動けていました。その後まもなく足を悪くして,そこからはほとんど外出することもなくなりました。15年ちょっとでここまで動けなくなるものですねぇ。

この項を書いているのが16日4時頃ですが,全身のだるさと筋肉痛はまだあるものの,足のしびれや腹痛はほとんどおさまりました。たった50分の外出で2日近く動けなくなったという話でした。

ことね@ライフナビ
もっとオンライン化は進んで欲しいですね。私にとってはもはや役所に行くだけで「大冒険」という感じです。

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